すこたろうの健康運動ノート

健康運動指導士・健康運動実践指導者の試験対策です

ビタミンってそもそも何?ビタミンの分類・作用の覚え方

はじめまして、健康運動指導士の「すこたろう」です。

 

このブログでは健康運動指導士、健康実践指導者の試験対策に必要な勉強をわかりやすく簡潔にまとめていきたいと思います。

 

資格をとるために頑張っているけど勉強が全くわからないと手詰まりしている方もいると思います。

いきなり1つ1つ詳細まで覚えようとしても困難なのは当然ですし、覚えられないことを続けようとしても継続しないのは当然です。まずは大雑把に覚えて、ベースを作ってからその分野を追及していくほうが要領よく覚えられるはずです。

見てくださっている皆様が勉強を楽しくなるようなきっかけをつくることができたらいいなと思います。

 

では本題へ入りましょう!

 

ビタミンって何?

ビタミンという言葉自体は誰でも聞いたことがあると思いますし、ビタミンを取ったほうがいいっていうのも一般的に言われてますが「ビタミンとは何か説明してください。」といっても説明できない人は多いでしょう。

 

ビタミンとは酵素を活性化させる補酵素です。酵素は体の中でおこる化学反応の速度を速める触媒です。デンプン(多糖)を二糖に変えるアミラーゼや、タンパク質をペプトンに変えるペプシンなどの消化酵素が有名ですね。

 

ビタミンは酵素の機能を高め、代謝などの化学反応の促進につなげる役割があります。

 

ビタミンの種類

ビタミンには水に溶けやすい水溶性ビタミンと脂に溶けやすい脂溶性ビタミンに分けることができます。

 

水溶性ビタミン:B、C

脂溶性ビタミン:A、D、E、K

 

種類は僕(BC)だけ(DAKE)

性質を問われる問題の場合、BとCだけ水溶性と覚えておけばあとは脂溶性なので答えられますね。

水溶性ビタミンは加熱や水洗いで失われることが大きい物質ですが、過剰に摂取しても尿から排出されます。

脂溶性ビタミンは逆に加熱や水洗いに強い一方、過剰摂取による尿排出ができないので過剰症に注意が必要です。

 

ビタミンの機能

ビタミンは1つ1つ機能が違い、覚えるのは大変かもしれません。しかし、作用を覚えておけば欠乏症・過剰症は想像で回答できるものも多いです。

例えばビタミンD(正確には日光による変化した活性化ビタミンD)は血中のCa²⁺濃度やリン酸濃度、骨密度維持の作用がありますが、欠乏するとカルシウムの吸収ができず、それに付随して骨にカルシウムが沈着できなくなるため骨粗鬆症やくる病を呈します。逆に過剰に取ると血中Ca²⁺濃度が高まりすぎて高カルシウム血症を起こします。

 

ホルモンを覚えるときも同様に言えることですが、まずは大まかな作用を覚えましょう。

 

〇水溶性ビタミン

ビタミンB:B₁は糖の代謝、B₂は脂質の代謝、B₆はタンパク質の合成

ビタミンC:コラーゲン生成・抗酸化作用

 

Bは8種類あり、一気に覚えるのは難しいと思いますのでエネルギー産生栄養素が関わるものだけ書きます。

管理栄養士の知人に聞いた覚え方は

B₁→1→1文字→糖

B₂→2→2文字→脂質

B₆→6→6文字→タンパクしつ(「しつ」をひらがなにして強行!(笑))

覚えやすいですね。

 

Cは「collagen生成と酸化作用(Cousanka)」の2つを覚えましょう。

 

脂溶性ビタミン

ビタミンA:皮膚・粘膜の保持、視覚における明暗調節

ビタミンD:骨を構成するカルシウム・リンの調節

ビタミンE:抗酸化作用

ビタミンK:血液凝固(出血時に止血するため血液を固める能力)

 

Aは「(A)れてるヒネ(皮膚粘膜)を見る(視覚)」

Dは「Dカップ(Ca・P)」(…女性の方すみません!)

Eは「いい(E)加減降参(抗酸)して」

Kは「液のK」

 

無理やりなところもありますが、覚えたもん勝ちです(笑)

上記はあくまで参考です。語呂を作るだけで覚えやすさも忘れにくさもグッと上がるので、覚えにくいようならご自分で作ってみるといい勉強になりますよ!

 

当然上記以外にも細かい作用はありますがビタミンの作用に関して問われるのはこれくらいだと思います。欠乏症と過剰症はに関してはまた別の機会に記事にしますが、それぞれの作用を覚えておけば、足りなくなったらどうなるか、いっぱい摂取したらどうなるかイメージしやすいと思いますので頑張って覚えてみてください。

 

それではまた!